(3)体を「治す」前に「整える」という考え方が大切

公開日: 更新日:

 不調を感じたとき、多くの人はまず「薬を飲むか」「手術をするか」を思い浮かべる。だからこそ、「そこまでではない」と感じる段階で、相談を後回しにしてしまう人が少なくない。

 だが、関口由紀医師の臨床が示しているのは、医療にはその手前にもうひとつの大切な役割があるという事実だ。それが、体を“治す”前に“整える”という考え方である。

 排尿や下半身の不調、体の違和感は、ある日突然起こるものではない。

 姿勢、呼吸、体の使い方、動き方。そうした日々の積み重ねが、知らないうちに体のバランスを崩していく。

 たとえば、長時間座りっぱなしの生活。浅い呼吸のままパソコンに向かい、骨盤まわりをほとんど動かさずに一日を終える。男女を問わず、こうした生活が続けば、体を支える力は確実に弱っていく。関口医師は言う。

「排尿や性のトラブルは、年齢だけで起こるものではありません。生活習慣の積み重ねが、将来の症状を左右します」

 ここで誤解してほしくないのは、セルフケアとは特別な努力や激しい運動を意味しないという点だ。筋トレやストレッチを完璧にこなすことよりも、自分の体をどう扱っているかに気づくことのほうが重要になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」