(2)「不調」を我慢してはいけない…時間の長さが生活の質を下げる

公開日: 更新日:

「年のせいだから仕方ない」。排尿や体の不調を感じたとき、私たちはついこの言葉で自分を納得させてしまう。だが、その納得が、ピンピンでいられる時間を静かに削っているとしたらどうだろう。関口由紀医師が診察した60代女性の例がある。

 仕事も家庭も一段落し、これからは自分の時間を楽しもうと思っていたのに、少しずつ外出がおっくうになっていった。理由はトイレの不安。症状は軽い尿もれと違和感だけだったのに、「出かけ先で漏れたらどうしよう」と、徐々に電車に乗るのを避け、友人とのランチも断るようになった。それでも「閉経後だし、年のせい」と自分に言い聞かせていた。人に相談するほどではない、病院に行くほどでもないと我慢を続けた。数年が経ち、外出の機会は激減。体を動かさない生活で筋力も落ち、気力まで低下していった。

「もっと早く来院していただければ、生活はここまで制限されなかったと思います。症状自体は初期の段階だったのに、我慢していた時間の長さが生活の質を下げてしまった」と関口医師は振り返る。このケースは決して特別ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網