(4)世界で研究が進む「抗老化薬」の実現性は?

公開日: 更新日:

 前川教授は、マクロライド系抗菌薬が、オメガ3脂肪酸よりももっと強く、DEL-1を誘導するものだと明らかにしている。

「マクロライドを使った薬をいろいろ開発していこうと考えたのが2020年ごろです。現在はもっと安全性が高く、DEL-1をたくさん誘導できる薬を試作しています」

 いわゆる抗老化“薬”は、疾患治療を目的としたものではないため、現在、製造および販売が難しい。

 そこで前川教授は、日本や世界の研究機関と手を組み、抗老化薬ならぬ臓器別の治療薬として開発、実用化を目指している。そのトップバッターが、ペット犬用の歯周病薬だ。

 さらに、ヒトの歯周病や骨粗しょう症などの骨再生をうながす治療薬、慢性腎不全、加齢黄斑変性、皮膚、認知症を含む神経系の疾患、過敏性大腸炎の治療薬についての研究を進めている。

 また、DEL-1を増やすことが治療につながるのであれば、その計測が健康度の指標にもなるはずだ。


 前川教授は現在、青森県弘前市の「岩木健康増進プロジェクト」に参加。5000人以上の唾液と血液中のDEL-1を測定し、年齢や臓器疾患別の数値などを解析している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中森明菜が口にした“幻のレコ大3連覇”と大賞の行方…紅白で再燃しそうな近藤真彦との40年の因縁

  2. 2

    近藤真彦またまた「女性軽視」「俺様」言動で“炎上”…還暦過ぎても変わらない金屏風会見との接点

  3. 3

    キンプリ高橋海人「KAITO」騒動がボカロファンと泥沼化…運営の初動対応でソロデビューにケチがつく皮肉

  4. 4

    巨人に「織田翔希を誰が育てるのか」問題…入団しても早期メジャー容認なら“時間との勝負”に

  5. 5

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  1. 6

    坂本勇人は巨人“ポスト松井”確定か…由伸、阿部を押しのける筆頭候補になり得る理由

  2. 7

    (9)元AKBメンバーが「やまぐちりこ」としてAVデビュー! 順風満帆だったグループに激震が走った

  3. 8

    皇室典範改正で旧宮家の男性が「養子」に…受け入れ可能な4宮家が抱える難題とは

  4. 9

    モナキは初出場確定か? NHK紅白歌合戦出場歌手をベテラン専門家が大予想

  5. 10

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

おすすめ求人情報

「作業療法士」/土日お休み 在宅医療専門クリニックにて作業療法士の募集です
昭和在宅クリニック 愛知県 名古屋市 正社員
月給35万円~40万円
医療機器メーカーの海外営業・マーケティング 血液浄化関連製品/リモート・フレックスあり
旭化成メディカル株式会社 東京都 千代田区
年収600万円~1,230万円
在宅療養部の正看護師/「17時まで/実働7Hだけ」
社会医療法人健康会 京都府 京都市 正社員
月給20万2,100円~29万3,200円
貿易事務/「週2~3日在宅!」秋葉原駅すぐ!/受発注&書類チェック 貿易事務・国際事務
ランスタッド株式会社 東京都 千代田区 派遣社員
時給1,800円
Sponsored by 求人ボックス