(2)移植による「拒絶反応」の問題も解決されつつある
なお、マッチしたHLAの提供を担ったのは、京都大学iPS細胞研究財団です。この財団では、遺伝子編集でHLA型をマッチさせなくても拒絶が起こりにくいiPS細胞を提供するなど、骨髄バンクと同様の役割を持ち、研究や治療で必要なiPS細胞を提供しています。
患者ごとにiPS細胞をつくるのではなく、誰にでも使える「汎用型iPS細胞」の登場で、より多くの人がiPS細胞医療を受けられる道が開けたと言えます。
日本人の視覚障害原因の上位を占め、有効な治療法がなかった加齢黄斑変性と網膜色素変性治療は、iPS細胞移植という再生医療で視力を取り戻せる可能性が高くなったのです。 =つづく
(医療ジャーナリスト・油井香代子)



















