がん研有明病院では事務スタッフも含めて勉強会を開き、脱毛や外見の変化への対応力を高めているという。「がん相談支援センター」は全国のがん診療連携拠点病院などに設置されており、通院先を問わず誰でも無料で相談できる。ウィッグ購入の補助制度を設ける自治体もある。
乳がん、卵巣がんは、働く世代、子育て世代での発症が目立つ。
「以前は脱毛を理由に治療をためらう人も少なくなかったが、ケアが身近になり理解も進んだことで、治療を続けやすくなってきました」
脱毛は喜ばしい変化ではない。それでも一人で抱え込む必要はない。支えてくれる医療スタッフや社会の仕組みは、全国に広がっている。