秋はワクチンを見直す季節…シニア世代が備えたい感染症
肺炎球菌ワクチンも接種を検討すべきワクチンです。肺炎球菌は、高齢者の肺炎を引き起こす代表的な細菌のひとつです。肺炎だけでなく、菌が血液中に入り込む菌血症や敗血症、髄膜炎など、重篤な感染症を引き起こすこともあります。
26年4月から、高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種に使用されるワクチンが、20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)に変更されました。定期接種の対象は、原則として65歳と、心臓や腎臓、呼吸器の機能などに一定の障害がある60~64歳です。定期接種の対象年齢の65歳を過ぎた方も、医師に相談の上で任意接種を受けられます。肺炎球菌ワクチンですべての肺炎を防げるわけではありませんが、予防が期待できます。
帯状疱疹ワクチンも、シニア世代に検討していただきたいワクチンです。帯状疱疹は、子どもの頃に感染した水ぼうそうのウイルスが、加齢などによって再び活動することで発症し、痛みを伴う発疹や水ぶくれが現れるのが特徴です。知っておくべきことは、皮膚の症状が治まった後も、神経の痛みが長期間残ることがある点です。これを帯状疱疹後神経痛といい、日常生活や睡眠に支障を来すこともあります。ワクチンによって帯状疱疹の発症や合併症の予防が期待できます。


















