心臓を守るために「ナッツ」や「果物」は毎日食べたほうがいいのか
今回の研究で分析された1990年から2023年までの30年間では、医療技術の進歩などによって、食事に起因する心臓病の全体的な死亡率は世界で平均43.92%減少しています。しかし、食生活の偏りが招く“防げたはずの心臓病死”は、地域的な格差も含めて依然として大きく残っているのです。今回の研究論文では、「医療システムが『治療』から『予防』へとシフトする中で、世界規模で全粒穀物、果物、ナッツや種子類へのアクセスを高め、ナトリウムの摂取量を減らすことが、心臓病の死亡率を劇的に減少させる明確なロードマップになる」と強調しています。
では、心臓と健康寿命を守るために、ナッツ、玄米やオートミールなどの全粒穀物、果物といった食材を日常的に食べたほうがいいのでしょうか。
これまでの多くの報告や今回の研究結果を考慮すると、もちろん、意識して摂取したほうがプラスになるといえるでしょう。ただ、だからといって「これまであまり食べなかったからヤバい……」などと、右往左往する必要はありません。「○○には心臓病を予防する成分が豊富に含まれている」という研究結果が報告されたとしても、それにとらわれ過ぎてその食品や成分を偏って摂取したり、無理に食事を改善してしまうと、かえってマイナスになってしまう場合もあるのです。


















