心臓を守るために「ナッツ」や「果物」は毎日食べたほうがいいのか
ある病気の発症リスクを下げる効果が認められた成分は、ピンポイントでひとつの臓器に関与しているわけではなく、すべての臓器に関わっているといえます。ですから、研究のターゲットになった臓器=病気だけを考えるのではなく、「その成分が関与するすべての臓器=病気がしっかりコントロールできているか」を確認することが重要なのです。
たとえば、心臓病を予防しようと考えて、研究で予防効果が認められた成分を含む食品を摂取するとしましょう。その成分に心臓病の発症リスクを下げる効果があるのは確かです。しかし、摂取し過ぎたことによってコレステロール値や血糖値が上がってしまったり、肥満を招いたり、便秘や下痢気味になって腸内環境が悪化してしまえば、逆にリスクはアップするばかりか、がんや整形外科疾患など他の生活習慣病に罹患しやすくなるでしょう。食生活を変えたことでストレスを感じたり、十分に眠れなくなってしまえば、それも心臓にとってはマイナスです。そんな事態を避けるためにも、食事と病気との関連についての研究結果は、賢く利用することが大切なのです。
■まずは心臓や血管の状態を把握する


















