旧宮家は今も大豪邸に住んでいるのか? 皇室復帰の候補となった一族の知られざる懐事情
しかし、今、旧宮家の人々が一般の国民と異なるような立派な邸宅に住んでいる可能性はほとんど考えられない。それも、日本国憲法が施行される前の段階で、日本国政府は占領軍の要請で高率の「財産税」を課し、その時点ではまだ宮家だったそれぞれの家も例外ではなかったからである。
もっとも財産が多かったのが高松宮で、1254万円が課税対象になった。2番目が朝香宮家で、1068万円の財産に対して79パーセントの税が課され、納税額は844万円にものぼった。
朝香宮家の邸宅も、皇籍を離脱した後、政府によって買い上げられ、当時首相を務めていた吉田茂は、そこを公邸として利用した。その後、西武グループの所有になり、最終的には東京都が買い取り、現在は東京都庭園美術館となっている。しかも、朝香宮家には後継者はおらず、断絶が見込まれている。
こうしたことは、朝香宮家に限らず、どの旧宮家についても言えることで、彼らが今も立派な邸宅を構えているわけではない。
皇籍を離脱した後に、それまであった大規模な邸宅を手離した家は多い。代替わりをすれば、相続税の支払いがあり、それによっても家の規模はさらに小さくなる。今は、ほとんどが一般の国民と変わらない一軒家やマンションに生活しているはずだ。


















