3横綱も崖っぷち 2018年の大相撲は空前の戦国時代に突入

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阿武咲は176センチと小柄ながら、稽古に取り組む姿勢と根性はもちろん、高い潜在能力は誰しも認めている。貴景勝も173センチと小兵だが、こちらは体格差をものともしない抜群の相撲センスが武器。11月場所では殊勲賞に輝いた。同じ場所で技能賞を受賞した北勝富士は若手きっての理論派。対戦相手の研究を怠らず、相撲を極めようとしている。年内に誰かが、いや、複数が大関に昇進してもおかしくない。協会としても暴行事件騒動を払拭するために、日本人大関とその先の横綱の誕生を後押ししたいですからね」(ある親方)

 3人はいずれも11月場所で金星を獲得、世代交代の風を感じさせた。大関昇進基準は三役で3場所33勝以上。通常、平幕での成績は含まないが、15年の照ノ富士がそうだったように優勝が絡んだり、大関の数が少なければ話は別。阿武咲以外の2人は先場所11勝し、18年初場所の三役昇進がほぼ確定している。これを足がかりに、一気に番付を上げる可能性もある。

 他にも御嶽海(25)、正代(26)、輝(23)ら、気鋭の若手力士は多い。誰が優勝するか分からない、大相撲戦国時代がやってくる。

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