【こむら返り】頻発する人は「芍薬甘草湯」を手元に

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 足のふくらはぎに起こる「こむら返り」。睡眠中の激痛に悲鳴を上げる人も少なくない。何が起こるのか。山田記念病院・整形外科(東京都墨田区)の長谷川伸医師が言う。

「ふくらはぎの筋肉がケイレンしている状態。通常、筋肉は伸び縮みが無意識に調整されていますが、それが何らかの原因でできなくなり、筋肉が縮み続けて痛みが出るのです。それが『つる』という状態です」

 ちなみに、スネ、太ももの表や裏、腹部や背中、手指や足の指など、全身のさまざまな筋肉でつることがある。筋肉がケイレンを起こす原因は、疲労やミネラル(マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなど)のバランスの異常。それによって、筋肉の収縮を調節するセンサーがうまく働かなくなるという。

「病的でないものでは、スポーツや立ち仕事による筋肉疲労や老化によって筋肉のセンサーが誤作動を起こすことです。スポーツ前のウオーミングアップ不足や日頃の運動不足でも誤作動を生じます。水泳や冬場のゴルフ、登山などでは、筋肉疲労に加えて『冷え』による血流低下で、必要なミネラルが運ばれなくなることでも筋肉の異常収縮が起こりやすくなります」

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