【こむら返り】頻発する人は「芍薬甘草湯」を手元に

公開日: 更新日:

 足のふくらはぎに起こる「こむら返り」。睡眠中の激痛に悲鳴を上げる人も少なくない。何が起こるのか。山田記念病院・整形外科(東京都墨田区)の長谷川伸医師が言う。

「ふくらはぎの筋肉がケイレンしている状態。通常、筋肉は伸び縮みが無意識に調整されていますが、それが何らかの原因でできなくなり、筋肉が縮み続けて痛みが出るのです。それが『つる』という状態です」

 ちなみに、スネ、太ももの表や裏、腹部や背中、手指や足の指など、全身のさまざまな筋肉でつることがある。筋肉がケイレンを起こす原因は、疲労やミネラル(マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなど)のバランスの異常。それによって、筋肉の収縮を調節するセンサーがうまく働かなくなるという。

「病的でないものでは、スポーツや立ち仕事による筋肉疲労や老化によって筋肉のセンサーが誤作動を起こすことです。スポーツ前のウオーミングアップ不足や日頃の運動不足でも誤作動を生じます。水泳や冬場のゴルフ、登山などでは、筋肉疲労に加えて『冷え』による血流低下で、必要なミネラルが運ばれなくなることでも筋肉の異常収縮が起こりやすくなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち