速い流行ペース 今季のインフルエンザはB型にも要注意

公開日: 更新日:

 インフルエンザは、一度感染すると免疫反応による抗体ができて、一般的にはその後1年程度は同じ型にはほぼ感染しなくなる。インフルエンザの予防接種もこの免疫の働きを利用していて、ウイルスから取り出して作られた「不活化ワクチン」をあらかじめ接種して、同じウイルスが侵入しても感染症になりにくくする。

 しかし、異なる型のインフルエンザウイルスには感染してしまうため、同じシーズンに何度もインフルエンザを発症するケースもある。インフルエンザシーズンの初めにA型に感染した人が、今度はB型を発症する危険もあるのだ。

「今のインフルエンザワクチンは4価ワクチンで、今年度はA型2株(H1N1【pdm09】/H3N2)とB型2株(山形系統/ビクトリア系統)が入っています。B型は流行するのはどちらか片方の系統のみという傾向があり、今シーズン予防接種を受けた人は、流行のタイプが網羅されているため効果があると考えていいでしょう。予防接種を受けていない人は、A型にもB型にも注意する必要があります。シーズン中に一度、どちらかの型に感染した人も安心はできません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情