「認知症カフェ」には専門医が常駐 プログラムも毎回違う

公開日: 更新日:

 内田院長が認知症カフェを始めて感じたことは、地域に認知症を専門とする医師が少なく、家族が認知症を疑ったときにどこへ相談すればいいのか分からない人が非常に多いことだという。その点、気軽に相談できる認知症カフェは早期発見の窓口にもなっている。

「それに患者さんがデイサービスに行っている間に、介護者の奥さんが息抜きの場として参加されることもあります。他の患者さんと交流することで、認知症に対して客観性をもてるので、家族にとってはとても励みになります」

 認知症の進行は止められないが、患者が地域でどう自分らしく生活していけるかが重要。そのためにも認知症カフェを上手に活用してもらいたいという。

▽東京都出身。東京理科大学卒後、2006年旭川医科大学卒。東京慈恵会医科大学病院麻酔科、精神科の医師として初石病院、浅井病院などの勤務を経て、16年に開業。〈所属学会〉日本精神神経学会専門医、日本認知症学会専門医、精神保健指定医など。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動