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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

オーガニック食品とがんリスクの関係性で注目の研究結果が

公開日: 更新日:

 オーガニック食品を食べている人はがんになるリスクが低い――。こんな研究結果が、医学雑誌「JAMA」(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)に掲載されました。

 研究を行ったのは、疫学者のジュリア・バウドリー博士を中心とした仏・国立保健医学研究所のチーム。約7万人のフランス人(4分の3は女性、平均年齢は40代)に対し、フルーツ、野菜、肉、魚など16種類のオーガニック食品を提示し、食べている頻度で4つのグループに分け、4年~4年半後にフォローアップしました。

 結果、期間中に彼らが受けたがんの診断は全体で1340件。最も多かったのは乳がんで、459件に上りました。オーガニック食品を最も多く食べたグループと、がんの診断との関係を分析したところ、多く食べたグループは、がんになるリスクが25%少ないことが分かりました。特に目立ったのは、非ホジキンリンパ腫と閉経後の乳がんで、それぞれ73%、21%リスクが減少。量は少なくてもオーガニック食品を食べていた人の方が、そうでない人に比べてがんのリスクが下がることも判明しました。

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