注目の「機能性表示食品」フードロスの解決も期待できる

公開日: 更新日:

 このような、新たな食感を与えるためのもうひとつの成果として、注目されているのが新素材「ナタピューレ」の開発である。開発者の一員である農研機構食品研究部門バイオ素材開発グループ長の徳安健氏が言う。

「農産物は変質しやすくフードロスになりやすい。そのため乾燥粉末化して、味、栄養、色、香りの維持に努めていますが、食感が消失し、固形化しづらいためその用途は限定的です。そこで、私たちはナタデココを使った『ナタピューレ』と呼ぶ新たな素材を開発。乾燥粉末化した農産物に再び繊維質の食感と固形化を取り戻せるようにしました。3Dフードプリンターなどを使えば、自由に形を整えられ用途が広がる。形が悪くて市場に出せなかったものなどフードロスも解消、新たな機能性表示食品作りの強い味方になるはずです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状