糖尿病患者が口にする「全然食べてない」には2つの意味 絶対量を食べていないのではない

公開日: 更新日:

「『以前ほど食べていない』と『糖尿病になりそうなものは食べていない』という意味です。この違いを理解していないと、不必要に薬を減らしたり食事の量を増やしたりして症状を悪化させる場合があるのです」

 たとえば「全然食べていない」が「以前ほど食べていない」という意味の患者の場合、じつは年齢の割にはたくさん食べていることが多いという。

「それもタンパク質が多く含まれる、肉や魚、大豆などの『おかず』を定期的に取っている人は少ない。簡単に手に入るパンやごはん、果物が食事の中心となっている独居や老老介護の高齢者が多い。金銭的にも労力的にも『おかず』を手に入れられないからです」

 そんな患者の「全然食べていない」をうのみにして食事量を増やせば、さらに多くの糖質を摂取することになり、そこで減薬すれば二重の意味で糖尿病は悪化する。

■在宅診療の現場は医学的な正論が通じない

 また、糖尿病が進行すると慢性腎不全になる人がいる。そうした患者に「タンパク質の取り過ぎは腎臓に負荷をかけるので減量しましょう」という正論をぶつけるのは在宅医療の現場を知らないからだと山中医師は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?