「睡眠時無呼吸症候群」重症と診断されCPAP治療を5年継続…50代記者の現在

公開日: 更新日:

 口呼吸は口の中が乾燥して唾液が口腔内の隅々まで行き届かなくなる。唾液には口腔内を洗浄・殺菌する役割があるため、口呼吸では歯周病や虫歯になりやすくなると報告されている。記者が定期的に通っている歯科医院でも、CPAPを始めてからは「歯の汚れや歯石が少なくなった」と指摘された。

 記者はCPAPをやめるつもりはないが、出張先や旅先で使うために装置を持ち運ぶのが面倒、どうしてもマスクが合わないといった理由から、いつかやめたいと考える人もいるだろう。

「無呼吸低呼吸指数(AHI)が20未満になって重症度が低下すると、CPAPが保険適用から外れるので、そのときは中止を検討するタイミングといえるでしょう。ただ、SASの原因はさまざまです。CPAPを中止して問題ないくらい改善するには、肥満の場合は減量が欠かせませんし、鼻や喉、顎の骨格に原因があるなら、それぞれに応じた手術が必要になってきます」(梶本院長)

 ちなみに、治療費は保険適用で簡易PSG検査が3000円、CPAPは月4700円ほど。これで快眠と健康を維持できるのだから、今後も継続するつもりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます