糖尿病を「手術」で治す…膵臓移植はいまどうなっているのか

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「移植自体は膵臓移植よりも肉体的負担が軽いのが特徴です。超音波検査とレントゲン検査を組み合わせ、肝臓に針を刺してチューブを介して点滴の要領で肝臓に移植します。膵島移植は2~3回移植することが多く、膵島細胞は肝臓内で生着し、血糖に反応してインスリンを分泌するようになり、インスリン注射が不要になる人もいます」

 手術の対象となるのは重度の糖尿病患者で、主に1型糖尿病の患者。具体的には膵島の機能が著しく低下して自分の膵島からインスリンが分泌できず、インスリン注射治療や食事運動療法を行っても血糖制御が極めて困難で、意識を失う重症低血糖発作を起こす患者が対象となる。

「重度の糖尿病の患者さんの多くは膵臓だけでなく腎臓もダメになっているケースが多い。そのため膵臓移植には3つの手術法があります。腎不全がある場合は膵臓と腎臓を同時に移植する膵腎同時移植(SPK)、先に腎臓移植をした後に膵臓移植を行う腎移植後膵移植(PAK)。それに、腎不全がない場合に行う膵単独移植(PTA)です」

 いままでのところ3つの手術法の割合は、SPK85%、PAK12%、PTA3%となっている。残念ながら膵臓移植の症例数は決して多くない。

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