夜中のジュースやアイスクリームが「夜型幼児」をつくる…日本人の母親6000人調査で判明

公開日: 更新日:

 研究ではほかにも夜におやつを取ると就寝時間までのスクリーンタイムが長くなる傾向と関連していることなども明らかにした。

「つまり、幼児を夜型にしないためには夕食後の間食をやめ、スクリーンタイムを規制することが重要です。とくにジュースとアイスクリームなどの高糖質・高脂肪食には注意が必要です」

■小学生の7.8%が抑うつ状態

 そもそも夜型という概日リズムの乱れは、肥満糖尿病、慢性腎症などの疾患のリスクを上げる可能性があることがわかっている。また、幼児期では神経発達や認知機能に影響を与える可能性が指摘されている。

 例えば5歳時を対象とした実験では、不規則な生活習慣を持つ子供は、規則正しい子供に比べて正確な三角形を描けない可能性が6倍高く、睡眠不足が認知機能の遅延と関係していると示唆されている。睡眠不足の原因はさまざまで、塾、スマホ、ゲーム、さらには新型コロナなどの感染症の影響などが挙げられているが、論文が指摘する「幼児期の夜のおやつ習慣」との関係はないのだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択