(3)過干渉や過保護、依存…女性は母親との関係が原因に
母親の変化とともにAさんも親に決められた道ではなく、「自分のことは自分で決めていい」ことに気づいたといいます。
母子共生関係だった2人の変化とともにAさんの摂食障害も治まっていきました。そして、カウンセリングから2年後には食事が普通に取れるようになり、体重も順調に増えていったそうです。その後、再発もなく、Aさんは自分で選択した心理学を学ぶために大学、大学院へと進学したそうです。 =つづく
(医療ジャーナリスト・油井香代子)