健康を最優先していいとお墨付きをもらった気がした…批評家の杉田俊介さん糖尿病を語る

公開日: 更新日:

 これでうまくいく気がしたのですが、10日ほどすると何度も低血糖症状が出るようになってしまい、インスリン注射を打つことになりました。朝晩、指先にパチンと針を刺して、その血を採って血糖値を測りました。毎朝自分で注射するのです。私はお腹でした。

 じつを言うと、父も父方の祖父も40~50代で糖尿病を発症したので、「いつか自分もなるのかな」と漠然と思っていました。だからあまりショックはなく、むしろ「今までの自分を厳しく追いつめるようなむちゃな労働から逃れられる」と半分安堵したのが本音です。

 フリーライターという仕事柄、多少無理をしても依頼された仕事は受けないと使ってもらえなくなると思って、次から次へと仕事を受け、ずっと仕事が生活の最優先だったのです。でも、糖尿病になったことで自分の健康や体を最優先していいのだと、お墨付きをもらった気がしました。

 インスリン注射を始めて半年くらいでHbA1cの数値が安定したので注射は不要になり、今は血糖値を下げる飲み薬のみ。ただ、眼科で「糖尿病性網膜症の初期症状がある」と言われたときには暗い気持ちになりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定