生活習慣のさらなる改善が寿命を延ばす…ブルーゾーンで進む長寿環境の探索
                        
■変化を否定せず、受け入れ、前進する
 急激にテクノロジーが発達して平均寿命が大幅に延長する社会に多くの人は不安に思うかもしれない。そんなとき、私たちはどうすればいいのか? それにあらがい、闘おうとするのでなく、それを受け入れ、手を携えて前進する気持ちがこれから最も必要になると根来医師は言う。
「老化研究が世界を変えていく力を秘めていることに多くの科学者や為政者は気づき、それに備えようとしています。私たちもそれに備えるべきです」
 根来医師のハーバード大学医学部の同僚で親友でもあるデビッド・シンクレア教授は、「老いなき世界」という著書の中で、医療の進歩などにより33年健康寿命が延長されると主張している。
「いまの先進国の平均寿命は80歳くらいですが、遠からず113歳になるということです。しかもこれらは人類が得意とする環境のさらなる整備の蓄積の結果でもあるのです」
 目に見えない長寿への肉体的進化や、さらなる医学研究の進展を含めると、さらに寿命が延長してもおかしくない。平均寿命100歳突破は決して夢物語ではなく、その先頭に日本がいると考えてよさそうだ。
                    

 
                             
                                        

















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                