(2)DEL-1は体内でつくられ、加齢により減っていく

公開日: 更新日:

 これまでの研究で、老化物質を除去する「DEL-1(デルワン)」が、ヒトや動物の体内で作られることや、加齢により減少すること、そしてセノリティクス薬のような働きをすることなどは知られていた。

 しかし、どのようなメカニズムで増え、セノリティクス薬のような働きをするかは分かっていなかった。

 不明だった体内でのメカニズムを世界で初めて明らかにしたのが、新潟大大学院医歯学総合研究科の前川知樹研究教授らのグループだ。

 論文は世界トップクラスの学術誌「Advanced Science」に掲載されている。

 前川教授がDEL-1に着目したのは、歯周病治療学の研究者として、歯を支える土台となる顎の骨の再生に寄与するのではと考えたからだ。

「骨髄にある間葉系幹細胞が老化細胞になると、骨を作る力が衰え、骨粗しょう症が悪化することがわかっています。また、歯を支える顎の骨も、老化細胞が増加することで歯周病になりやすくなり、歯を失う原因となることも、これまでの研究で明らかになっています。しかし、老化細胞がどのように増加し、悪影響を与えているのか、また、どのように除去されているのかは不明なままでした」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 3

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  4. 4

    大谷翔平のホワイトハウス訪問に思わぬ落とし穴…トランプ大統領の「余計な援護射撃」に要注意

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  2. 7

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  3. 8

    国会嫌い高市首相「2つの疑惑」からの逃げ切りも画策…逆ギレから3週間、「秘書陳述書」提出の動きなし

  4. 9

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  5. 10

    西武は渋谷店閉店、池袋本店はヨドバシカメラに…海外ブランドに振り回される国内百貨店の実態