昨年の3.6倍と「はしか」が急増…たかだか“200人余り”でなぜ騒ぐ?

公開日: 更新日:

糖尿病患者は要注意

 特に注意が必要なのが基礎疾患がある人だ。なかでも2型糖尿病患者は重症化リスクが高いとされる。

「高血糖状態では白血球の機能が低下し、ウイルスへの防御力が弱まります。さらに感染によりインスリン抵抗性が引き起こされ、ストレス食事摂取が不規則になって血糖コントロールが乱れ、脱水や急激な高血糖を招く恐れもあります。症状の悪化によっては、これまで経口薬で管理していた患者がインスリン治療へ移行せざるを得なくなるケースもあります」

 では、どう防ぐべきか。最も確実な対策はワクチン接種だ。

 定期接種は1歳と小学校入学前の計2回だが、接種歴が不明、あるいは1回のみで終わっている人は少なくない。空気感染を完全に防ぐことは難しく、マスクや手指衛生はあくまで補助的な対策にとどまる。

「重要なのは、自身の接種状態を把握することです。母子手帳などで接種歴を確認し、不十分であれば速やかに医療機関に相談しましょう。特に糖尿病など重症化リスクを抱える人は対応を先送りすべきではありません。麻疹は“かからないようにする病気”であり、“かかってから対処する病気”ではないのです」

 感染拡大を食い止められるかどうかは、一人一人の行動にかかっている。まずは確認する。それが最大の予防策だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  4. 4

    小泉防衛相が大炎上! 自民党大会での自衛官の国家斉唱めぐり言い訳連発、部下に責任転嫁までするツラの皮

  5. 5

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  3. 8

    米イ対立に出口見えず…トランプ大統領“ホルムズ逆封鎖”で「住宅クライシス」が日本に忍び寄る

  4. 9

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋