(4)緑内障治療の研究も進む…失った視力が回復する可能性

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 また、遺伝子修復で緑内障の再発を防ぐ研究も行われています。緑内障の中には遺伝子が関係している場合があり、せっかく移植して視野が回復しても、再発することがあります。そこで、患者自身の細胞からiPS細胞をつくり、遺伝子変異を修復してから移植し、再発を防ごうというものです。これにより再発リスクが下がるといいます。

「緑内障の再生医療を実現するためには費用対効果や安全性の確保、長期的な効果の検証などの課題もありますが、研究は着実に進んでいます」

 高額な費用がかかる再生医療ですが、視力を回復するメリットは決して少なくはありません。医療費の節減にもつながる可能性があるからです。目の機能が低下すると、転倒リスクが上がり、骨折や認知機能低下のリスクが高まり、介護や医療の負担を増やすことになります。その結果、社会保障費が増加することになります。iPS細胞医療で視機能を守れば介護や医療の負担を減らすことにもなるのです。 =おわり

(医療ジャーナリスト・油井香代子)

【連載】iPS細胞「眼科再生医療」最前線

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