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仲間達也医師・日本ボクシング連盟会長

 東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長、下肢救済センター・センター長。高校時代、ボクシングでインターハイに出場。得意は左フック。宮崎大学医学部卒。医師と日本ボクシング連盟会長の二刀流として365日稼働中。リングドクターの経験も豊富。

春から心機一転、走り始めた人たちは要注意…中高年に潜む命の危険

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 そんな中、高血圧の人が朝、いきなり走り始めると、血管が収縮して180㎜Hg以上に急上昇することもあります。心臓や血管に大きな負荷になることは容易に想像できるかと思います。急激な血圧の急上昇による大動脈解離(太い血管が裂ける病気)や、心臓への負荷による心不全や心筋梗塞を引き起こすリスクがあります。高血圧の人は朝から張り切りすぎず、夕方か、夜に走る方がいいでしょう。

 中高年の場合、膝や腰を痛めないように気をつけることも大事です。中高年は若い人と違って、どうしてもケガのリスクが高くなります。膝の軟骨がすり減って膝が痛む変形性膝関節症などと診断されている人はもちろん、膝や腰に不安を感じている人は、ムリをしてはいけません。

 意外かもしれませんが、学生時代、運動部に所属してバリバリ運動していた人ほど、急な運動には慎重になる必要があります。

 脳には、かつて運動していた頃のイメージが残っていて、身体能力が若い頃に比べて衰えているのに、脳はそれを正確に把握できていないことも多いからです。

 全力疾走しようと走り出した中高年が、スッテンころり、大きく転ぶのは、頭の中のイメージに体が追いつかないからです。昔、速く走った自信や記憶がある人ほど、ウオーキングやジョギングから慣らす必要があります。

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