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仲間達也医師・日本ボクシング連盟会長

 東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長、下肢救済センター・センター長。高校時代、ボクシングでインターハイに出場。得意は左フック。宮崎大学医学部卒。医師と日本ボクシング連盟会長の二刀流として365日稼働中。リングドクターの経験も豊富。

春から心機一転、走り始めた人たちは要注意…中高年に潜む命の危険

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■まずは散歩から始める

 慶応大学と日本陸連からの2024年の報告(doi:10.1016/j.resuscitation2024.110415.)によると、日本陸連公認マラソンの516大会に参加した約410万人のうち、レース中または終了後1時間以内に倒れ、心停止となったケースは69件(10万人あたり1.7人)あったということです。決して少なくはありません。

 陸連に登録した屈強なランナーたちでこの確率ですから、普段走っていない人が走れば、リスクはもっと高くなります。

 また、年齢が上がるとリスクは上昇します。40代と比べて50代は約2.6倍、60代になると約5.5倍になります。年を重ねるといきなり無理はすべきではありません。

 シューズを買ったら、さあ走り始めようと思うかもしれません。しかし、自動車だって車検に出して整備を確認し、エンジンを温めてからアクセルを踏むはずです。

 まず、散歩からはじめ、速歩きにし、同じペースで階段をのぼるといった具合に徐々に負荷をかけていった方がいいでしょう。

 走る前に体にリスクを抱えていないか、一度、かかりつけ医に相談することをお勧めします。LDLコレステロール値、高血圧を適切にコントロールするため、食事療法や内服を始めることが、走り出す前に必要なこともあります。

【連載】リングドクター・仲間医師のズバリ回答ヘルスケア

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