動かない体を思うように動かせる ロボットリハビリ機器「HAL」の注目度
「動かそうとする意思」と「実際の体の動き、感覚」を合致させ、身体感覚へフィードバックを繰り返すことで、インタラクティブバイオフィードバック(interactive BioFeedback:iBF)が成立し、「脳の可塑性」(神経の再学習・再編成)を引き出す--。松井医師によると、これこそがHALの強みだ。
「HALを実際に使い始めて、『HALがないリハビリは考えられない』と感じています」
神経・筋難病の患者30人を対象にした臨床試験では、HALを使った歩行治療(1回40分×9回=1クール)で、使わない場合より2分間の歩行距離が約10%改善した。
「10%の改善を例えると、100メートル歩けた人が、110メートル歩けるようになるということ。わずかな差に見えるかもしれませんが、HALの対象となる病気には有効な治療法がほとんどないものもあります。HALによってリハビリ治療ができることも、患者さんにとって希望となっています」
■薬との組み合わせで治療効果が上がる


















