(2)サバ缶「週2回」で大腸がんリスクが34%低下
魚を日常的に食べるなら、手軽な缶詰がおすすめです。缶詰に関する研究も行われています。2419人の大腸がんの患者と、4723人のがんではない入院患者を対象に魚の缶詰の摂取量を調べたイタリアの研究(2022年、Nutrients誌)では、複数の因子を調整したモデルの解析において、魚の缶詰の摂取量が週に1、2回のグループは、1回未満のグループに比べて、大腸がんのリスクが19%低下、2回以上のグループでは34%低下という結果でした。この研究で調べたのは、ツナやサバなどのオリーブオイル漬けの缶詰です。日本でサバ缶を選ぶなら、塩分の多い味噌煮やしょうゆ煮より水煮がおすすめです。
オリーブオイルもがん予防の観点から、おすすめしたい油です。特にエキストラバージンオリーブオイルには、強力な抗酸化作用や抗炎症作用があるビタミンE、ポリフェノールが含まれています。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸には大腸がんの成長を遅らせる作用があると報告されており、また、エキストラバージンオリーブオイルから抽出されたオレオカンタールという成分には、がん細胞を選択的に死に導く作用があるという報告があります(いずれも細胞や動物を使った実験の結果です)。


















