(4)大阪「梅田」は埋立地を示唆 東日本大震災で液状化した関東3エリアに共通する地名「日の出」が偶然でない理由
被害が最も大きかった浦安市では、液状化した地区としなかった地区がハッキリ分かれていて、液状化した地区はいずれも埋め立て地。その地名を列挙すると、「日の出」のほか、「舞浜」「美浜」「海楽」「明海」など、字面のきれいなイメージの地名ばかりです。
浦安市役所がある「猫実」は、古くからある集落で埋め立て地ではなく、被害が少なかった。鎌倉時代に津波に襲われた経験から、堤防代わりに松を植樹。その根を波が越さないようにと「根越さね」に。それが「猫実」に転訛したとされます。
海や川、沼などの埋め立て地が液状化しやすいのはご存じの通り。悪いイメージを隠すため、こういう埋め立て地には、イメージ優先の希望あふれる地名がつけられやすい。連載で紹介した地すべり地名も同じです。
実は「緑」がつく地名も液状化率が高く、全国12の「緑町」で過去に液状化被害があります。そのひとつ東京都墨田区の「緑」は、1894年の東京湾北部地震と、1923年の関東大震災のどちらも液状化しています。
「池尻」(世田谷区)や「沼袋」(中野区)、「蓮沼」(大田区)、「新潟」など、「池」や「沼」、「潟」などがつく地名は液状化リスクの高い地名として分かりやすい。


















