円安加速で「サナエノミクス」は誰も喜ばず…前門のトランプ大統領、後門の片山さつき財務相で包囲網

公開日: 更新日:

 トランプが前門の虎なら、後門には“狼パーマ”の片山さつき財務大臣が控える。きのう(22日)の初登庁では高市首相の意をくみ、幹部らに「きちっと財政規律を定めた積極財政をやっていく」と訓示。この矛盾に満ちた発言は面従腹背との見方もある。

 片山氏は今年3月のロイター通信のインタビューで、「(1ドル=)120円台が実力との見方が多い」と語り、物価高の沈静化に向け、円高進行が望ましいとの見解を表明している。サナエノミクス円安政策に全面賛成の立場ではなさそうだ。

「円安政策に待ったをかけるには、片山氏は力不足かもしれません。ただ、物価高に苦しむ国民はもちろん、大企業ですら資材調達コストの増加など、もはや円安をデメリットに感じています。そもそもインバウンド天国の円安政策は、高市首相の『外国人対策強化』と相いれません。円安を喜ぶのは物価高で税収が伸びる政府だけ。今が円安包囲網を形成する好機です」(斎藤満氏)

 高市首相はトランプに気に入られたいなら、まず防衛費増額よりもサナエノミクス撤回が先だ。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相の経済政策はアベノミクスまるパクリのようだが…関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒