横綱照ノ富士「手負いの怒髪天」に対戦力士は戦々恐々…キレると発動する乱暴相撲

公開日: 更新日:

 10日の初日に対戦する錦木も、先場所で痛い目を見たばかり。寄り切りで敗れた直後、立ち合いで極められた左腕を気にする仕草をしていた。

 ただでさえ、照ノ富士は頭に血が上ると荒っぽい相撲になる。その象徴とも言えるのが、先場所9日目の翔猿戦だ。

 立ち合いで翔猿の張り手が目に当たり、さらにバクダンを抱える左足に蹴手繰りを飛ばされると、傍目にもそれとわかる大激怒。それまでとは一転して張り手、ノド輪と怒髪天の猛攻を見せ、最後は寄り切った後のダメ押し。土俵下に落ちた翔猿を睨み続けた。取組後も怒りは収まらず、通路にあるモニターで映像を確認すると、机をドン!と叩いて「ああ!」とうめき声にも似た叫びを発していた。

 横綱である以上、序盤で負けが込めば、ファンや関係者から「そろそろ休場か」という目で見られるのは避けられない。そうなれば、いよいよなりふり構わなくなるだろう。力士一同、戦々恐々だ。

  ◇  ◇  ◇

関連記事【もっと読む】…では、八角理事長と芝田山広報部長の元横綱2人が「満身創痍」で一人横綱として土俵に立ち続ける照ノ富士について、率直な感想を激白している。大相撲ファンは必読だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束