「エビはすごい カニもすごい」矢野勲著

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 身近なエビやカニの巧妙な体の仕組みや、不思議な生態を教えてくれるサイエンス本。

 多くのエビ・カニが茹でると赤くなるのは、体色の素材として赤いアスタキサンチンという物質を利用しているからだ。一方、普段は地味な色をしているのは、外敵から身を守るためにアスタキサンチンの目立つ赤い色をタンパク質と結合させて隠しているからだそうだ。そこまでしてアスタキサンチンを持つのは、ウイルスや細菌から身を守る免疫システムを強化するためだという。

 他にもハサミが生み出す衝撃波で狩りをしたり、サンゴの幼生を呼び寄せるテッポウエビや数十万尾が一列につながって数十キロを移動するフロリダロブスターなど。カニ・エビの「すごい」行動やしぐさの理由を解説。

(中央公論新社 990円)

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