体重減効果も 4月発売「糖尿病新薬」飲んでいい人、悪い人

公開日: 更新日:

「(1)糖が尿に出る時に体の水も引かれて出るため、こまめに水分を取らないと脱水になる危険があり、真夏は要注意(2)尿路・性器感染症女性で特に起きやすい(3)やせ形の方や高齢者ではエネルギー不足で、脂肪を燃焼させるのでは足らず筋肉を減らす恐れ(4)腎臓の悪い方は効果が少ない(5)尿量が増える(6)薬をやめると体重が元に戻りやすい――の6つです。減量だけを目的に飛びつくのは危険です」
 慎重に使わなくてはならないことは確かだ。

糖質制限食の人も使用できる?

 糖を尿に排出するので、糖質制限食などで、もともと糖の摂取が少ない人はどうなのか?
「単独使用では低血糖のリスクが少ないが、糖質制限食の人は、低血糖や、筋肉がエネルギーに利用されて減る可能性があります。この薬を飲むなら糖質制限を続けない方がいいでしょう。なお、大酒を飲んだ時も低血糖に要注意です」

★お勧めの人、お勧めでない人は?

「まず安全に使用出来ると思われるのは、60歳以下の肥満体形で2型糖尿病の方でしょう。〈今日は猛暑日の予報だ〉〈マラソンに出る日なので服用を休む〉など、場面によって患者自身が対処することが必要な薬です。この薬が糖尿病患者さんの福音となるように慎重に使用していきましょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々