ビタミンB12が不足すると「貧血」を起こすリスクがある

公開日: 更新日:

 そのような場合はビタミンB12を補充すればよいのですが、内服薬としてビタミンB12を補充しようとしても内因子がなければ結局は吸収することができないので、貧血を改善することはできません。そのため、注射薬での補充が必要となります。具体的には筋肉注射として投与します。

 ちなみに、胃全摘後の巨赤芽球性貧血はすぐには起こりません。ビタミンB12は体内に大量に備蓄されているため、人によりますが胃全摘後もおおよそ3~5年程度は欠乏することがないといわれています。これを超えるとビタミンB12が枯渇して巨赤芽球性貧血になる可能性があるため、筋肉注射でのビタミンB12の補充が必要になるケースがあるのです。補充は毎日しなければいけないというわけではなく、通常は週に3回で十分とされています。

 ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血は胃全摘後以外にも生じる場合があり、前述した極端な偏食も原因となります。ビタミンB12は動物性食品に多く含まれているため、菜食主義や過度なダイエットなどで欠乏のリスクがあるのです。

 胃全摘後ではある程度仕方ないところはありますが、そうでない場合には普段からバランスの良い食事を心がけることが重要になります。これは、巨赤芽球性貧血の予防だけでなくあらゆる点でいえることですね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  3. 3

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    あのちゃん騒動の“最大の誤算”とは…番組終了より深刻な“サイレントサポーター”の離反

  1. 6

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  2. 7

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 8

    「佐々木朗希を殺す気なのか」 ロッテが頭を抱えた泥沼交渉劇の舞台裏

  4. 9

    案の定ナフサは不足…それでも楽観論ふりまく赤沢経産相がついに「報道介入」の異常事態

  5. 10

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安