体調不良の原因が不眠にあるとは…土井貴仁さん不眠症との闘いを語る

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 中学では野球部に入り、休みづらい環境の中でがんばって通学し、夏休みも練習し続けました。でもお盆休みの後、体が動かなくなり、ズルズル学校を休むことに……。血液検査でも脳のMRI検査でも異常が見つからず、「じゃあ心の問題だろう」とカウンセリングを受けたりもしましたが、不眠症とは結び付きませんでした。

 自分の中で、眠れないこととさまざまな問題が結び付いたのは高校1年生のときでした。無理に通学するのをやめて中退を選び、独学で高校卒業程度認定試験に合格しました。でも、不眠が原因で大学受験を失敗したときに「次の受験は乗り切りたい」と自ら心療内科を受診しました。睡眠薬を処方してもらい、3~4時間かかっていた入眠が2~3時間に短縮したこともあって、無事合格できました。

 大学時代は、授業の時間を調整することで問題のない生活が送れましたが、問題は社会人になってからです。

 入社3~4カ月ほどで周りのリズムについていけなくなりました。不安と焦りで、睡眠薬を増やしましたが眠れません。夏に睡眠時間が2時間になり、上司に相談して休職し、お盆休みを利用していったん実家へ帰りました。

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