著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

昔はこうじゃなかったのに!親をつい怒ってしまう…どうすればいい?

公開日: 更新日:

 喧嘩を好んでする人はまずいない。それが親子ならなおさらだ。そもそも子が学生のうちは喧嘩というより「怒られる」方が多かったはず。働くようになり、自分も子を持つようになると「親のありがたさ」を痛感しつつ、対等の喧嘩ができるようになるものだ。

 ところが、その立場は親の高齢化と共に次第に変化していく。そして介護の2文字を意識するようになる頃には、親の言動に戸惑うことが増えてくる。ちょっとした物忘れなど仕方ないのに、繰り返すようになると「昔はもっとしっかりしていたのに、どうしたんだよ!」的な感情が湧きたち、怒った経験を持つ人は多いのではないだろうか。

 正直な話、あれはとても後味が悪い。反論されるならまだしも、悲しい顔をして押し黙ってしまわれると、自己嫌悪にさいなまれてしまう。もう怒るのはやめようと思っても、同じようなことが繰り返されるとまた怒ってしまい、さらに自己嫌悪。

 こんな経験、筆者は何度もある。逆に妻の親に対してここまで感情が高ぶったことはない。周囲の同世代に聞いても同じようで、自分の親だからこそ感じる特別な思いがあるからだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった