著者のコラム一覧
朝倉博孝埼玉医科大教授

泌尿器科専門医、共著・論文に「夜間頻尿診療ガイドライン」「過活動膀胱診療ガイドライン」など。

(1)「頻尿」には3つの要因…原因の突き止めが解決の第一歩

公開日: 更新日:

 他に、自由診療で高額(平均10万円程度)ですが、体外式磁気刺激療法の高磁気治療があります。この治療法は頻尿・過活動膀胱だけではなく、排尿困難にも有効であるとされていますが、エビデンスが十分とはいえません。

 また、多くの高齢者を悩ませているのが「夜間頻尿」です。睡眠中2回以上トイレに行くようだと、睡眠障害など健康面での問題が起きやすくなります。

 夜間頻尿は加齢とともに増加しますが、先の調査によると2回以上の排尿は、男性20代で14.9%、40代で20.6%、60代で30.7%、80代で59.4%と、決して高齢者だけの悩みではないことが分かります。

 高齢者の頻尿は前立腺肥大症によることが多いのですが、若い人や40~50代では、生活習慣やストレスなどによる心因性による可能性が高いと考えられます。

 治療は原因により異なりますので、泌尿器科を受診し、原因を突き止めることが大切になります。我々は受診した患者さんに「排尿日誌」をつけてもらって原因を探ります。日誌(アプリもあり)には排尿時刻、1日排尿回数、1回排尿量、飲水量などを記してもらいます。

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