命に関わる難病と知っても…プロ雀士の沢崎誠さん原発性骨髄線維症を語る

公開日: 更新日:

 命に関わる難病と知っても、自分はなんとも思いませんでした。なぜかというと、20代からやりたいことをみんなやってきたから。死んでも後悔がないというのか、独身なので、のたれ死んでもしょうがないかなと思っているのです。これで、嫁や子供がいればそういうわけにはいかないでしょうが、死ぬことに恐怖はないんですよね。体調がひどく悪かったりすればまた違ったかもしれません。でも、これといった症状もなかったですから。

 最初に検査入院したのは2022年4月。その後、ゴールデンウイークを家で過ごして、再入院して移植手術となりました。無菌室に入り、移植前処置(化学療法や放射線で自分の造血幹細胞をゼロにする)を行った後に、ドナーさんから提供された造血幹細胞が含まれた細胞液を骨髄に輸注されました。

 その後は、他人の細胞が入ることによって起こる免疫反応を免疫抑制剤で抑えながら、新たな幹細胞が体に定着するのを待つのです。

■管をつけたままネット麻雀をしていた

 術前術後を含め、トータルで130日ぐらい入院したと思います。ずっと個室です。私よりも弱っている患者さんに菌をうつさないように、ほかの人との接触は避けるよう言われていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?