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南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

医師を困らせる患者さんの「無関心」…どんな意思なのか見抜けない

公開日: 更新日:

 多くのお医者さんはこう思ったのでしょう。いわば、「無関心」を装った「わきまえた」態度ということかもしれません。

 医療の現場では、困った「無関心」もあります。

「前の病院で検査を受けたら、狭心症って言われました」という患者さんに「前の病院ではどんな検査を受けましたか? カテーテル検査で動画を撮るやつですか、CTで静止画のやつですか?」と尋ねても「さぁ、どっちだったっけ、わかりません」。

 こういう「無関心」もあります。理解力がないわけではないでしょう。自分の命にかかわることですから。

 本当は理解しているけど、していないふりなのか、「すべて、お任せします」という意思表示なのか、医者には見抜けません。

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