医師を困らせる患者さんの「無関心」…どんな意思なのか見抜けない
多くのお医者さんはこう思ったのでしょう。いわば、「無関心」を装った「わきまえた」態度ということかもしれません。
医療の現場では、困った「無関心」もあります。
「前の病院で検査を受けたら、狭心症って言われました」という患者さんに「前の病院ではどんな検査を受けましたか? カテーテル検査で動画を撮るやつですか、CTで静止画のやつですか?」と尋ねても「さぁ、どっちだったっけ、わかりません」。
こういう「無関心」もあります。理解力がないわけではないでしょう。自分の命にかかわることですから。
本当は理解しているけど、していないふりなのか、「すべて、お任せします」という意思表示なのか、医者には見抜けません。