腸内細菌の最大の敵は「薬」…不必要な多剤併用を避けて腸を整える

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 それによると、腸内マイクロバイオータへの影響は薬が最も強く、食事や運動などの生活習慣の3倍も強く、2番目が疾患(2型糖尿病、肝臓病など)だったという。さらに、治療薬が腸内細菌叢を劇的に変化させていること、複数の薬剤を使用していると腸内細菌叢の多様性が失われて病原性細菌が増加すること、プロトンポンプ阻害薬など特定の薬は投与開始で腸内細菌叢が大きく変化するものの中止すると徐々に元に戻ること、なども報告している。

■定期的に薬剤師に薬の相談を

 また、治療薬のなかで最も強く影響するのは消化器疾患治療薬で、糖尿病治療薬、抗菌剤、抗血栓薬、循環器疾患治療薬、脳神経疾患治療薬、抗がん剤の順に腸内マイクロバイオータの組成に影響を与えていたと解析された。ハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師が言う。

「この研究は、腸内環境への薬剤の影響を網羅的に解析する初の大規模調査です。薬によってお腹の調子が変わるのは患者さんも経験されることですから、当然と思われる方もおられるかもしれません。しかし、具体的にどの薬がより強く腸内マイクロバイオータに変化をもたらせるのかがわかったことは、大きなプラスです」

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