(1)短期間での体重増加が生活習慣病のリスクを高める
「正月は暴飲暴食しやすい上に家でのんびりとして運動不足になりがちです。血糖値が高い人やメタボの人も“正月くらいは”と、つい食べ過ぎになる。その結果、1週間で数キロ太ることも珍しくありません」(山内センター長)
中には「(検査)数値が悪くなっていると思います」と正月明けの検査時に「自己申告」する患者もいるそうです。
問題なのは短期間での体重増加が、生活習慣病のリスクを高めることです。
「生活習慣病の中でも、特に、肥満、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病は『死の四重奏』と言われています。正月明けはこれらが悪化しがちです。この4つが合併すると脳卒中や心筋梗塞になりやすいのです」(山内センター長)
肥満で高血圧、糖尿病、脂質異常症の人は、それぞれの病気がそれほど重くなくとも、心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなるとされています。いわゆるメタボリックシンドロームと言われる状態ですが、年末年始に悪化した健康状態を元に戻すことが重要になってきます。
山内先生の臨床経験では、悪化した数値を元に戻すには、早くて1カ月、平均2カ月はかかるそうです。しかし、一部の人は元に戻らず、治療にてこずることもあるといいます。


















