(2)「不調」を我慢してはいけない…時間の長さが生活の質を下げる

公開日: 更新日:

「初期の段階なら、生活を大きく変えずに済むことも少なくありません」

 それでも多くの人が我慢を選んでしまう。その背景には「恥ずかしい」「大したことではない」という思い込みがある。特に排尿や性に関わる問題は、男女ともに口に出しづらい。だが、その我慢がピンピンでいられる時間を削っていく。気づいたときには「できないこと」が増え、選択肢が減っている。これが、関口医師が危惧している点だ。

「年のせいだから仕方ない」という言葉は、一見すると自分を守る言葉に聞こえる。だが実際には、体との対話を止めてしまう危険な合言葉でもある。ピンピンコロリを目指すなら、我慢は美徳ではない。小さな違和感を覚えたときこそ、生活を守るための一歩を踏み出す時期なのだ。

 次回は、こうした不調に対して体を“調える”という医療の考え方について、もう少し具体的に見ていきたい。 =つづく

(医療ライター・熊本美加)

▽監修:関口由紀 女性医療クリニックLUNAグループ理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学講座客員教授、中高年女性医療専門家、女性泌尿器科専門医。近著に「更年期からの健康寿命の延ばし方 ピンピン楽しく生きてコロリと死のう」(主婦の友社)。www.luna-clinic.jp

【連載】更年期からの健康寿命の延ばし方

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  3. 3

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  4. 4

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  5. 5

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  1. 6

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  2. 7

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 8

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由

  4. 9

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  5. 10

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板