(1)シート移植後10年間、視力が維持され副作用もない

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 24年の国民医療費は48兆円超(厚労省統計)、年々増加する医療費をどう抑えるかが課題になっていますが、一方で高額な医薬品や治療の保険適用も認められています。

 たとえば、20年に保険適用された遺伝子治療薬は1億円超、今年2月には3億円を超える遺伝子治療薬が保険適用になっています。

 患者が多く、社会的課題である加齢黄斑変性の治療にいずれ保険適用が認められるのは当然と言えるでしょう。

「再生医療と聞くと、高額ではと思われるかもしれませんが、一度の治療で完結する場合が多く、長期的に見て社会的コストを抑えることにつながります」(高橋医師)

 現在ビジョンケアグループ社長として、iPS細胞移植の普及や再生医療製品の開発に取り組んでいる高橋医師は、再生医療は世界的に見て新しい成長産業としても有望だと言います。

「iPS細胞医療が標準化され、多くの人が治療を受けられるようになれば、価格も下がり再生医療産業の市場が広がり、費用対効果も大きくなると思います」(高橋医師) =つづく

(医療ジャーナリスト・油井香代子)

【連載】iPS細胞「眼科再生医療」最前線

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