著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

スマホ疲れのZ世代にも人気… バードウオッチングで認知機能が向上する?

公開日: 更新日:

 調査を行ったヨーク大学のエリック・ウィング研究員はこう語ります。

「バードウオッチングを行うためには、微細な識別・視覚探索、環境への注意や動きへの感受性、パターン検出や組み合わせなど、複雑な概念ネットワークが必要です。より正確な鳥類識別能力を持つベテランほど、この構造が高度に働いています」

 これは、アスリートや音楽家などが新しい技術を習得する際に脳で起きる、「神経可塑性」に似た働きだと彼は説明します。

 この研究は野鳥観察が認知機能低下を防ぐことを証明するものではありません。それでも、世界中で高齢化が進み、加齢や認知症に伴う変化を止める治療法が確立されていない中、推奨できる対策のヒントになると専門家は期待を寄せています。

 時にはスマホを置き、鳥を探しながら自然の中を歩き、他のバードウォッチャーとの出会いを楽しむ。そんな時間が、脳にも心にも小さなプラスをもたらすのかもしれません。

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