酷暑に備える熱中症対策…「体温測定」が心臓と命を守る
加えて心不全で心臓のポンプ機能が落ちると血液循環が悪くなり、やはり腎臓の血流が低下します。そうしたことから多臓器不全に陥り、最悪の場合、命を落とすこともあるのです。
また、脱水によって血液の粘度が増して血管が詰まりやすくなったり、低血圧に陥り、狭心症や重症の大動脈弁狭窄などの心臓トラブルがある場合は、それで突然死を招く危険もあります。
こうした熱中症による深刻な事態を防ぐための対策として、推奨されているのが体を徐々に暑さに慣れさせる「暑熱順化」です。本格的に暑くなる前の時期から、軽く汗をかく程度の運動や入浴を続けることで、ちょっとした体温上昇でも皮膚の血管拡張や発汗が起こってスムーズに熱を逃がせるようになり、熱中症になりにくい体が作られます。
ただ、暑熱順化がしっかり出来上がるには7日から14日かかるといわれていて、体内の水分量が少なくなり、筋肉量も運動量も低下している高齢者では、さらに時間がかかります。なかなか継続的に実践するのは難しい人も多いでしょう。
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