阪神逆転Vの活路を開く「失策王」佐藤輝明の一塁コンバート

公開日: 更新日:

阪神編

 セ・リーグは首位巨人から4位DeNAまで4.5ゲーム差にひしめく大混戦だ。2位広島と1ゲーム差の巨人は、10日から1勝4敗2分けと苦手とする敵地マツダスタジアムで直接対決。3位阪神もDeNAを甲子園で迎え撃つ。四つ巴の争いを演じる各チームの泣きどころは──。
 
  ◇  ◇  ◇

 9日のスポーツ紙には「痛恨、ボーンヘッド」「まさかのヘディング」との見出しが並んだ。

 8日のヤクルト戦で三塁の佐藤輝明(25)が平凡なフライを落球。グラブをかすめた打球を頭に当てる赤面モノの失策が失点につながり、連勝が5で止まった。SNSでは、失笑交じりに<オフの珍プレー大賞、間違いなし>と盛り上がっているが、もちろんチームは笑っていられない。

 首位の巨人とは2.5ゲーム差の3位。消えかけた逆転Vに望みが出てきた中、12球団ワーストの23失策を記録する佐藤輝の拙守はやはり、命取りになりかねない。

 現役時代に内野の名手として知られた評論家の山崎裕之氏が、「阪神の残り試合は16。4強の中で最も試合消化のペースが速く、追う立場としては1勝も無駄にはできません。そういう中でエラーから試合を落とすと、ムードは悪くなるし、チームの致命傷になりかねないのは確かです」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋