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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ホエイ】朝食前の摂取で筋肉増強と満腹感によるダイエット効果も

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 ほかにも、ホエイプロテインには脂肪の燃焼を促進する作用があるとされています。適切な量を摂取することで、脂質代謝を改善し、体脂肪を減少させる効果があるとわかっています。

 さらに、ホエイプロテインを食事の前に摂ることで、食後のエネルギー消費(食事誘発性熱産生)が増加し、満腹感が高まり、次の食事でのエネルギー摂取量が減少するとの報告もあります。これは、ホエイプロテインが満腹感を促進するホルモン(GLP-1やPYYなど)の分泌を促進するからと考察されています。そのため、食事全体の摂取カロリーを減らすことができると期待されているのです。

 時間栄養学的な視点から考えると、タンパク質は夜摂るよりも朝や昼の活動期に摂ることで筋肉合成が促進されるという研究データもあります。ぜひ、朝食前に摂ってみてはいかがでしょうか。

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