血糖値が乱れがちな夏だからこそ「血糖トレンド」を意識したい

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ペットボトル症候群を防ぐ

 一見正常に見える人でも、食後に血糖値が急上昇して「食後血糖スパイク」が生じることがある。放置すると動脈硬化が進み、心血管系の合併症リスクを高める。血糖トレンドを調べることで、食後血糖スパイクの発生が明確になった。

「身内に糖尿病の方がおられる遺伝性の糖尿病患者さんは、発症初期に食後血糖値が上がるタイプが多い。糖尿病の発症をチェックできるという意味でもCGMは役立っています」

 CGMを使えば血糖の変動が見えることで、食事運動、服薬の影響を把握できる。そのため、自分にとって何が血糖変動に影響するか、気づくことができ、食事や運動のやり方を見直すことができる。最近は携帯のアプリでデータを確認できることも大きい。

 それにしても「血糖トレンド」の重要性を知る薗田院長が「夏場はとくに注目すべき」と警告するのはなぜか?

「夏はただでさえ血糖値が上がりやすいのに、熱中症予防のため水分補給を理由に清涼飲料水やスポーツドリンクを連日大量に飲む人もいて、急性糖尿病(ペットボトル症候群)を発症する人もいます」

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