地元ならではの「足」を活用し老親の外出機会を増やす
・地域ボランティアが日常の買い物や自宅と病院の移動などを、自家用車を使って送迎。無償~3000円/年(愛知県日進市)
──といったように、地域の実情に合わせたものが多数みられる。
中には地域住民の交流も考慮したものとして--。
・朝市などの商業施設内での買い物・食事・レクリエーションを組み合わせた「おでかけリハビリ」。自宅や介護施設からの送迎付き(北海道函館市)
・福祉施設の協力の下、車に地域の人々と乗り合わせ買い物や観光地への遠足を行う「ドライブサロン(生きがいづくり型)」。無償(鹿児島県鹿屋市)
──などユニークなものもある。ただ、地元の人でも高齢世帯だと何が行われているのか理解されていないケースがあるので、代わりに探してあげることを勧めたい。方法は簡単。「高齢者外出事業」と市町村名でネット検索するだけ。親元でどのようなものが行われているのか。それを親が知っているか確認し、外出を増やすキッカケにしてもらおう。